殺しのScript

ツンデル王子

プレイ数 135

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埋め込みコード

公開日時

2018/05/22 20:26:05

総シーン数

作品説明

【殺しのScript】
読了時間・30分前後

【STORY】
  舞台製作会社の社長・のべるは、第三回のべるちゃんコンテストにおいて、不正な審査を行う。本来なら入選するはずであった作品を蹴落とし、会社の利益を優先するために人気俳優の作品を優秀賞に仕立て上げた。
 それを音響スタッフ・上野 慎二に見咎められ、マスコミにリークすると言われる。発覚を恐れたのべるは、舞台撮影中に抜け出し上野を殺害する。それを事故死に偽装したのだった。

【雑記】
 犯人の犯行からストーリーが進む、倒叙型のなんちゃってミステリー作品です。有名などころで「古畑任三郎」など、聞いたことがあるのではないでしょうか？
なんちゃってミステリー作品ではありますが、後味の良い終わり方を、自分の中で目指しました。
 作ってみるとすごく難しい形式でした。どうしても会話が中心になるので尺の調整が難しく、試作で作った奴は呆気なく終わってしまいました。総シーン数が多いのは、シーンを作り直して出来上がった墓場です。
【参考】
舞台用語など……古畑任三郎・動く死体より

6: 鞍馬楽 : 06/07 18:52:11 ID:kuramaraku

犯人視点で描かれる倒叙ミステリ、難しい形式ですがうまく作られていて凄いと思います。普通のミステリでは頼もしいヒーローである探偵役が、恐ろしく見えてしまうので面白いですね。また、終盤の「何をするかじゃなく誰がするかで……」という風刺のきいた台詞が個人的に好きです。 (余談ですが、小田がゆるキャン△見てて笑いましたｗ)

5: 愛染 : 06/05 21:26:26 ID:himeaizen

わー♪ あまりに嬉しいお返事でしたので、またコメント書いてしまいました！！目玉焼き、読んでくれていたんですね♪ 正に↓で触れた倒叙ミステリーの自作はそれです！！なんだか色々と詰め込み過ぎて、倒叙型になりきれていないなーと反省してました(笑) あの作品が「殺しのscript」に影響与えていたなんて、とても嬉しいです！！なるほど解決編。だから親近感を感じたのかもですね(●´艸｀)♡ 正直、わたしはリベンジに燃えていますので……ツンデル王子さんに負けない作品を目指して頑張ります(｡ì_í｡) ありがとうございました«٩(*´ ꒳ `*)۶»

4: ツンデル王子 : 06/04 15:44:25 ID:412877334

愛染さんからコメントをいただけるとは！いつも、いの一番辺りで作品読ませていただいております。そして評価ばかりで、コメントしなくてごめんなさい(>_<) 解決編への移行する流れ、何か思い当たる節がありませんか？包み隠さず申しあげますと、【目玉焼きにかけるべき調味料はマヨネーズだと思うんだ】から、多大なる影響を受けております。面白くて、何回もプレイして勉強させてもらいました！

3: 愛染 : 06/03 12:41:44 ID:himeaizen

ツンデル王子さん♪ はじめまして！！拝読させて頂きました。とても面白かったです！！倒叙ミステリーはわたしも大好きで、のべるちゃんでも作品を作ったつもりでいたのですが…… この作品を読んで、とても反省してしまいました(笑) 「最初に犯人がわかる」だけではなく、犯人視点のストーリー展開が必要なんですよね。探偵役が犯人を追い詰めている際の犯人の心理描写、それが倒叙ミステリーの醍醐味なんだなと気がつけました。コロンボも古畑もそういう構成ですものね！！赤桐さんが、おとぼけ者と切れ者、両極端を兼ね備えた人物であるところにも、終始感心しました。犯行のトリックと、それが解れる切り口も良くできていて凄いです。大変ですよね、物理的なトリックを考えるのって……。またの赤桐さんの活躍を楽しみにしています♪ ありがとうございました！！

2: κυρο(クロ) : 05/26 16:35:00 ID:ta2ko4ya6ki8tabetai

隅々までのべるちゃん愛、そしてミステリー愛に満ちた作品でした。古畑任三郎は、数あるミステリーものの探偵役の中でも、一、二を争うほど好きです(*'▽'*) あの独特な話し方や捜査の手法に加え、犯人との会話に何とも言えない趣きがあるところも、また犯人たち自身にもそれぞれ魅力があるところも……。同じく犯人視点から始まる推理もので、「名探偵モンク」というアメリカのドラマがある事をご存知ですか？古畑さんと違って犯人との心理戦はそれほどないのですが、これもまた、主人公にしか持ち得ない視点から捜査を進めていきます。テンポも良くワクワクする事間違いなしなので、お勧めです(๑˃̵ᴗ˂̵) 申し訳ありません、完全にミステリーの話になっていますね(ﾟoﾟ;; 話を戻しますが、タイトルがまず秀逸で、ノベロッパーなら惹きつけられない人はいないと思います(*´꒳`*) 殺人を隠そうとするのべるちゃんを通して、改めてスクリプトを組む事の大変さ、そして組み上げた先にあるものは何なのか、一緒に問うている気分になりました。私たちはスクリプトを組む事で物語の中の出来事をも積み重ね、キャラに経験をさせると共に自分自身の内面にまで変化をもたらし、それを創作と呼んでいる。そのように変化と変化で会話する事が創作なのだとしたら、完成とは一体何だろう。始めに設定した目的すら、作るうちに瑣末な事になってしまうのはなぜだろう……。手段と目的の関係性が複雑化し、気づけば奇妙な逆転を果たしている。その不可思議さは、野上さんを殺したのべるちゃんにも表れています(*´-`) リスクを避けるため、事実を隠すために野上さんを殺したのに、その殺人を隠すために更なる嘘を重ねなければならない。気づけば、不正の発覚とは比べものにならないリスクを背負ってしまっている。目的のために殺しのスクリプトを組んだ。それなのに、そのスクリプトを成立させるために頭脳と気力を振り絞り、ほとんどの時間を緊張して過ごしている。自分がスクリプトを組んでいるのか、スクリプトが自分を組んでいるのか……。もし物語がのべるちゃんの勝利に終わっていたら、その後ののべるちゃんの人生もまた、殺人の隠蔽という一つの作品の中から出られなかったかもしれませんねσ(^_^;)

1: Ten10 : 05/23 21:15:48 ID:skana5

完全犯罪だと思われていたのが、ひとつの綻びによって徐々に紐解かれてる流れにドキドキしました。最初はこんなのどうやって犯人を追い詰めるんだ？と思ってましたが、話が進むにつれて、色々ボロがあって驚きました。既存背景が少ないので、ひとつの犯行現場に対するトリックはやりにくいと思ってたのですが、家具などで新しい背景を作ったんですね！最後ののべるちゃんの言葉はグサっと刺さりました。私も色眼鏡で作品を見ることが多いので……笑。それにしても赤桐さんは古畑任三郎や刑事コロンボに負けず劣らずいやらしい質問をしますね笑。でもうっかりさんなのがかわいいです。