2024年7月1日(月)から2024年11月4日(月)までの4ヶ月にわたり、公式企画「のべるちゃんチャレンジ2024」を開催いたしました。沢山のご応募、誠にありがとうございました。
集まった56件もの作品の中から、厳正なる審査の結果、このたび全8作品の入賞作品が決定いたしました。
┃大賞
『アイスブレイク』 作者名:希井ラミ
【選評】
個性的な主人公二人組が新幹線の中で事件に遭遇する物語。キャラ達の会話のテンポ感が素晴らしいです。ノベルゲームという媒体に最適化されたテキストがとても気持ち良い。なにより主人公二人組のキャラ性が魅力的で、続編を読みたいと強く思わされました。満場一致の大賞受賞作です。
正賞:賞状
副賞:ノベロッパー名刺+12,000のべコイン+賞金3万円(金券)
┃優秀賞
『イエスタデイにさよならを』 作者名:鞍馬 楽
【選評】
同じ一日を繰り返すループに巻き込まれた主人公が、ループの原因を究明していく物語。
常に「続きが気になる!」と思わせる魅力的なシナリオで、最後まで目が離せません。
また、登場人物たちの行動がそれぞれ影響しあっていくような、群像劇ならではの面白さを感じました。
正賞:賞状
副賞:ノベロッパー名刺+4,000のべコイン+賞金1万円(金券)
┃優秀賞
『最後の鐘が鳴る時』 作者名:秋姫
【選評】
ホラー要素のある王道的乙女ゲーム。可愛らしい主人公やかっこいいヒーローをはじめとする豊富なオリジナル素材が目を惹きます。シナリオの構成がまとまっていて、テキストのクオリティも高く、全体的に丁寧でプレイしやすい作りになっている点が非常に優れていると感じました。
正賞:賞状
副賞:ノベロッパー名刺+4,000のべコイン+賞金1万円(金券)
┃優秀賞
『裏切り者にはリコリスを』 作者名:今日限今日
【選評】
主人公と祖父、そして祖父の友人である中学生の少年の物語。
短編として綺麗にまとまっており、残酷かつ意外な真実には重みがありました。
決して後味が良いとは言えないショッキングな内容ですが、丁寧に作られた良作です。
正賞:賞状
副賞:ノベロッパー名刺+4,000のべコイン+賞金1万円(金券)
┃優秀賞
『一巡の彼方』 作者名:九葉ハフリ
【選評】
森の木々、枝葉をはじめとする自然物背景の演出がとても美しいです。主人公が遭難し彷徨う様子がよく表現されていると感じました。春夏秋冬4つの章で構成されていて、抽象的描写の多い前3章からオチにあたる冬の章への構成も見事です。一巡していく季節に思いを馳せたくなります。
正賞:賞状
副賞:ノベロッパー名刺+4,000のべコイン+賞金1万円(金券)
┃ゲーム賞
『見習い魔女の夏休み』 作者名:mitubati
【選評】
落ちこぼれの見習い魔女になって夏休みの間修行をするゲームです。プレイして最初に感じたのが「とにかく遊びやすい」ということでした。主人公の状態や目標が明示されていて、取るべき行動がわかりやすく、プレイするユーザーのことをよく考えて作られていると感じました。
正賞:賞状
副賞:ノベロッパー名刺+4,000のべコイン+賞金1万円(金券)
┃演出賞
『月明かりの劇場で』 作者名:yonaga
【選評】
独特の美麗なイラスト(絵画)がよく動きます。さすがの演出力と言わざるを得ません。本作は演出待ちによる待機時間が短めで、通常テキストとの組み合わせでストーリーがわかりやすいと感じました。作家性という持ち味が独りよがりにならず、程よいバランスでした。
正賞:賞状
副賞:ノベロッパー名刺+4,000のべコイン+賞金1万円(金券)
┃新人賞
『ありとる』 作者名:まりか
【選評】
3秒間だけ時間を止められるという微妙すぎる超能力もつ少年が微妙超能力仲間と出会う物語。それぞれに超能力を持っていても、ただちに何かがうまくいったり欲望が叶ったりしないというのがとてもユーモラスでした。けれどそんな超能力も使い方次第というのをうまく表現できていたと思います。
正賞:賞状
副賞:ノベロッパー名刺+7,000のべコイン+賞金5,000円(金券)
以上になります。改めまして、参加者の皆様ありがとうございました。