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【春の傑作】アカネ・イン・ワンダーランド

まぐまぐろ

プレイ数 191

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埋め込みコード

公開日時

2023/05/22 12:40:21

総シーン数

45

作品説明

本作品は、矢萩友梨様主催【春の傑作】応募作品です。


           注意事項
・本作品はフィクションです。
登場する人物・団体・名称は架空のものであり、実在のものとは関係ありません。
・本作品プレイにより、肉体的、精神的、社会的なトラブルが発生してしまった場合、作者は一切の責任を負いかねます。
・本作品は、振動表現を多様しております。
・アプリ推奨です。
・プレイ目安時間は60分です。

~~~~~~~~~~~~~
母とケンカをしてしまったあかねは、家出のためのリュックを持ち上げた拍子に、不思議な国に迷いこんでしまう。
そこには、四足歩行のカエル男
地球上最強の動物シャチを自称する男
尻が光ると言って…うるさいホタル…
それから…お姉ちゃん!?
L・キャロル原作『不思議の国のアリス』を彷彿とさせるポップでカオスな物語。


~~~~~~~~~~~~
レビュー
★★★★★     北ちゃん
 感動~!あかねさん!ジョッキでかいのね~!
★★★★☆      march rabbit
A young lady shouldn't be polite when refusing tea!
Mad Hatter! !
Let's have a tea party again.
★☆☆☆☆     マッスル上田
チョコレートじゃなくてプロテインバーよこせ。

タグ

ミステリー 、コメディ 、【完結】 、ファンタジー 、処女作

全てのコメント(19)

19: のきと : 06/02 23:17:49 ID:nokito129

え、凄い… めちゃくちゃな展開なのにきっちり畳まれてる… ラスト感動しました… 読後、ポルナレフ状態になりました。(褒めてる) 何か凄い物を読ませていただきました。m(_ _)m 好きです!面白かったです(・∀・) おねーちゃん良いですねw

18: まぐまぐろ : 05/26 22:46:26 ID:104058745

矢萩友梨様 プレイ&長文コメントありがとうございます!くコ:彡 茜のイメージは、少し大人(精神的にではなくて、肉体的に)になったアリスです。 原作でアリスは好奇心旺盛な女の子として描写されているので、そういった子が育ったらこんな風になるんだろうなという想像の元、茜のキャラを作ったという感じですね。 もっとも治療の一環で、茜は留学に行ったりして、英才教育みたいなものを受けたので、その恩恵もあるでしょう。 お姉ちゃんは、バカですが、愛すべき馬鹿ですね(笑)。私もいのりお姉ちゃん大好きです。くコ:彡 最後に-矢萩友梨さん 今回は楽しい企画をありがとうございます。>゜))彡 投票日まで、あと少しですが、まだまだ盛り上げていきます!

17: まぐまぐろ : 05/26 22:45:18 ID:104058745

ハムタロサァン!!様 プレイ&コメントありがとうございます。くコ:彡 やっぱりチョコレートですかね(笑)私、甘いものが好きなんですよ(=^・・^=) 展開は、キャラが勝手に動くイメージで、お姉ちゃんは結構作りやすかったですね。>゜))彡 ハムタロサァン!!さんをまたドキドキさせられるよう頑張ります!

16: 矢萩友梨 : 05/26 10:48:48 ID:687922911

 留学から帰って来た茜は、変な宗教にのめり込んでいる母にブチギれ、家出を決意する!大好きなチョコレートを荷物に詰め込んでいたら……  訳わからんシーンがいっぱい(褒め言葉  不思議の国のアリスのように、奇天烈なキャラクターによる、頭がおかしくなっちゃう、お芝居めいた台詞回し。序盤からノンストップで襲いかかって来るので、「私これ読み終わるまで正気を保てるかな……?」と不安になりました。  茜の思考回路が正常(っぽく見える——あえてこう言っておきます)で、皮肉の言葉選びがセンス抜群だったので助かりました。  お姉ちゃん、最高ですね。  だんだん『不思議の国のアリス』に、文芸大学生が迷い込んだ風になっていったので、茜が一体どうしてこんなに知性を持った女の子になったのか、気になってきました。お姉ちゃん頭パンクしてるのに。  カオスな様でいて、実は少しずつ張り巡らせていた伏線。それを一気に回収し、作者が本当に見せたかった結末で迎える大団円。  お見事!

15: ハムタロサァン‼ : 05/26 00:04:28 ID:740546161

見つけました!(笑) 何を食べたらこんな物語思いつくんでしょう!? やっぱりチョコレートですかね? 次はどうなっちゃうんだろう?と終始ドキドキしながら読めました! 不思議な魅力いっぱいの作品でした!ありがとうございます。

14: まぐまぐろ : 05/25 20:16:12 ID:104058745

御虎子様 PLAY&コメントありがとうございます!くコ:彡 「センスのあるめちゃくちゃ」最上級の形容 素直に嬉しいです。 本作品は『不思議の国のアリス』を参考にして、作っておりますが、正直シナリオの進み方はあまり似ていないです。 似せた部分は空気感といいましょうか、「日本語は通じるのだけれど、話は通じない。」といった狂気の部分ですね。主に本作品の前半部分が該当します。シチュエーションは違いますが、『不思議の国のアリス』で使用されたくだりを、形を変えて採用していて、例えばカエル男とウサギ男のやり取り、さかな女の「じゃあ女の子は…………」のセリフなど、ファンなら既聴感を感じることでしょうあとは、本作品の種明かし的な要素の一つ、“鏡”もまあアリス的といえるでしょうね。 最後にそこそこ長い本作品をプレイしていただきありがとうございました。>゜))彡 御虎子さんの作品も楽しみにしております!

13: 御虎子 : 05/25 15:32:36 ID:ontorako

めっちゃくちゃなんですけど センスを感じるメチャクチャでした。 とても真似できません。 ところで『不思議の国のアリス』って こういうお話なんでしょうか?

12: まぐまぐろ : 05/24 20:55:57 ID:104058745

きいちゃん様 プレイ&コメント 誠にありがとうございます。 くコ:彡 励みになります! 今後もきいちゃんさんに感動~!を届けられるよう頑張ります!>゜))彡

11: きいちゃん : 05/24 18:41:39 ID:756602324

見ました! 感動〜!

10: 代理 : 05/21 20:21:00 ID:383312943

え、ありがとうございます(泣)

9: まぐまぐろ : 05/21 18:40:59 ID:104058745

代理様 DL&プレイ 誠にありがとうございます! くコ:彡 素敵な感想 ありがとうございます! 不思議な国のアリスは私の大好きな作品なので その世界観を伝えられて、とても嬉しいです。 >゜))彡 代理さんのゲームも楽しみにしております! また遊びに行きます!

8: 代理 : 05/21 15:15:36 ID:383312943

まぐまぐろさんへ! このゲームをプレイさせていただきました! 不思議の国のアリスを彷彿とさせる独特の世界観や、 大ボリュームのストーリーが とても楽しかったです! 良く作られたゲームだなぁと感じました! このゲームが大好きになりました! これからもまぐまぐろさんのゲームで 遊ばせてくださいね! 代理より 長文失礼しました!

7: まぐまぐろ : 05/21 08:46:02 ID:104058745

幸福な王子様 DL&プレイ 誠にありがとうございます! 「語りえぬものについては、沈黙せねばならない。」ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の結びの言葉ですかねくコ:彡 この一言をコメントにチョイスするとは、凄まじい知性の持ち主なのでしょう。 幸福な王子さんに満足してもらえるような作品を今後も作って参りますので、よろしくお願いします。

6: まぐまぐろ : 05/21 08:26:46 ID:104058745

続く  くコ:彡 Naplesさんが指摘したマンションを脱出し、夜空を見た後の花火大会です。アカネはこの花火大会で、姉にここに来た理由を打ち明け、アカネの心の中に秘めていた母に対する申し訳なさを口にします。→(「でも……流石にちょっと言い過ぎたかな…………。」)この心情の変化、物語的にみれば、姉の一言がミッドポイントとなり、アカネの中に家に帰るという選択肢がちらつき“始めた”というだけです。 しかしこういった心情の変化を深掘りするならアカネは、100年後の日本にて一時的にチョコレートを断ったことによって、母との関係性が崩れたといえるでしょう。そして、最後のシーン、治療の象徴であった“チョコレート”工場は、ポスターの手によって、崩壊し、旅の幕が下ります。この描写によってアカネは、火星病を完全に克服し、チョコレートを介してではなく、本来の母の姿を見ることができるようになったといえるでしょう。 最後に Naplesノ港様 この度はDL&PLAY&長文コメントありがとうございました。

5: まぐまぐろ : 05/21 08:23:06 ID:104058745

Naplesノ港様 DL&プレイ 誠にありがとうございます!くコ:彡 素敵な考察&感想 ひどく興奮しました。圧倒的、書き手目線!その興奮を私なりの言葉で表現したいと思います。くコ:彡ネタバレを含みます。 ―――お母さん!ただいま!<゜)))彡 物語、ストーリーはメッセージを伝えるということを非常に苦手としています。しかし、物語にメッセージ性を完全に排除してしまうと、主人公の行動が“意味”を持ちません。主人公が東奔西走して、頑張って終わりです。つまり「お母さん!ただいま!」の一言にカタルシスを感じるようにするためには、家族愛というテーマを無理に押し付けないだけではなく、ある程度の展開を読者に期待させる必要があります。この両方をやらなくてはいけないのが、物語づくりのつらいところですね。本作品では、「100年後の日本に迷い込み、元の世界に帰る。」という表のストーリーと「母とアカネがケンカをして仲直りする。」という裏のストーリーを2枚合わせにする事で、その問題に挑んでいます。 ・火星病既に克服していたか? ちなみに火星病という名称は、作家 安部公房のSF小説『人間そっくり』から着想を得ました。1950年代『不思議の国のアリス』に触発された安部は『近代文学』2月号に『壁-S・カルマ氏の犯罪』を掲載したそうです。 火星病は克服していたか。Naplesさんの「99%は克服していた」という仮説は、ほぼ私と同じです。しかし、そこに至るまでのアプローチは、若干異なります。まず前提としてアカネは、ポスターの作ったチョコレートを食べる事で、火星病を克服しようとします。2~3年間板チョコ1枚以上を摂取したアカネは、「チョコ!!私も大好き!!板チョコ1枚はぺろりと食べれちゃうよ!!」と発言することもわかる通り、アカネは、無意識のうちにチョコレートに依存するようになります。しかしそんなアカネに、明らかな心情の変化が訪れます。

4: 幸福な王子 : 05/20 19:33:02 ID:510986323

語りえぬものについては、沈黙せねばならない。

3: Naplesノ港 : 05/20 18:19:07 ID:235711

続き ・最後に まだまだ語りたいことがありますが、総じて面白かったです。序盤、中盤の高等なパロディネタの数々は腹を抱えて笑いましたし、伏線が回収された瞬間は鳥肌モノでした。また、次の作品がありましたらお邪魔させていただきます。本当にありがとうございました。

2: Naplesノ港 : 05/20 18:18:09 ID:235711

続き ・彼女は火星病を既に克服していた? さて、この作品において最も議題に上がりそうな問題です。彼女が例の旅に巻き込まれる前、彼女は既に火星病を克服していたのでしょうか?私の意見を挙げるならば、「99%は克服していた」でしょうか。アレ?残りの1%は何処へ???詳しく説明していきます。まず、年月的には問題ありません。火星病を克服するのには2~3年の年月がかかりますが、それは概ねクリアしていると言って良いでしょう。また、旅の道中で出くわす、言わば「自身の像」(ここでの像はウィトゲンシュタインで言うものではない)に対し、頭のおかしな連中と表現し、常に「常識人」としての立ち位置を取っています。このことからある程度は完治したと言っても良いでしょう。しかし、私が気になったのはマンションを脱出し、夜空をみたときの彼女の心理描写、“ゴッホの『星月夜』のように美しい夜空”という表現です。人の感性は様々ですし、それに優劣がありませんが、果たして正常な人間が『星月夜』を“美しい”と形容するか否か。勿論、美しいが幻想的であるというニュアンスを含んでいるのなら話は別ですが、それにしても強烈な違和感を感じました。ここで“彼女は既に火星病を完全に克服した”という命題に反例を叩きつけることが出来たのかと。また、物語的にも最後の最後、「お母さん!ただいま!」の一言で完治したとなる方が美しく、また旅をした必然性にもつながるかなと思います。 ・ユングの「集合的無意識」について さて、この作品の所謂、“種明かし”的な問題。そもそもユングが唱えた集合的無意識とはこの世に生きるすべての人間に共通する無意識を指します。そして、この作品ではそれを生ある有機物に応用し、それが彼女の無意識とつながったとしています。要するにアプリオリ的な概念、常識を指していますがこの作品ではそこまで純粋なものではないか、と。この集団的無意識の対義語として使われるのは個人的無意識。個人の経験や記憶に基づいて形成される無意識のことです。この作品ではポスターに注射されたことがトリガーとなり、時に空を飛ぶ鳥の視点で、時にアリの視点で、世界を見ています。この世界を見ているというのはそれら動物の経験なのですから、個人的無意識にあたるのではないか、と考えられるわけです。

1: Naplesノ港 : 05/20 18:16:43 ID:235711

L・キャロル原作『不思議の国のアリス』を彷彿とさせるナンセンスな言葉遊びの数々に、緻密に積み上げられた伏線。終盤、ミロのヴィーナスを振り下ろされ、脳天がかち割られたか如くの衝撃は正に圧巻。 Down the Rabbit-Hole―――彼女がこの不思議な旅に巻き込まれたのは偶然か、はたまた必然か。短編ファンタジーの傑作、ここに在り。 こんにちは、Naplesノ港と申すものです。まず、最初にこのような素晴らしい作品を作ってくださり、ありがとうございました。とても面白かったです。詳しい感想や考察をいくつか… 以下、ネタバレあり、ダチョウ倶楽部でもなんでもなく見るなよ!!!絶対見るなよ!!!(笑) ――――お母さん!ただいま! う~ん。この作品の根幹はやっぱ、これですよね。家族愛。木に近づきすぎてしまえば森を見ることができぬよう、大事なものは至近距離では見えないっていうか…物事を第三者の視点、言うなれば「俯瞰して見る」ことが出来たのが彼女にとっての救いだったのでしょう。グリム童話的教訓と言いますか、こういったものがファンタジーな世界観とマッチし、強烈なインパクト、メッセージ性を残したというのがこの作品の素晴らしいところです。 ・火星病とは何か 火星病、何とも聞き慣れない言葉です。この作品の造語でしょうが、この作品では“極度の被害妄想、異次元なネガティブ思考を症状とする精神病の一種”とあり、プラトン、フィンセント・ファン・ゴッホがこの世界では火星病患者であったとされています。筆者の考察ではこの火星病というのは境界性人格障害あるいは双極性障害に近いものではないか、と踏んでいます。というのも正にゴッホがこのような精神障害に苦しんでいたという意見があるからです。ゴーギャンと過ごしたアルルでの「耳切り事件」はあまりにも有名ですし、それ以降の彼の作品、それこそ『星月夜』や『糸杉と小麦畑』にも彼の不安定な精神状態が彼特有のうねるような筆づかいで投影されています。いずれにせよ、アカネちゃんがそのような不安定な精神状態であったことは言うまでもないでしょう。